インフォメーション

2020年12月22日

東レインターナショナル株式会社

経済産業省貿易経済協力局からの警告について

 当社は、本日、経済産業省貿易経済協力局長より、当社が外為法上の輸出許可を取得して中国に輸出した炭素繊維が流出したこと及びその背景に取引審査を適切に実施していなかったこと等内部管理体制の不備があったものとして、再発防止と厳正な輸出管理を求めること等を内容とする警告を受けました。
 この度、このような事態を招いたことを深く反省し、関係者の皆様に多大なご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。
 今般発生した事案の概要は以下のとおりです。

  1. 当社は、経済産業省より輸出許可を取得し、東レ社製の炭素繊維を中国に輸出していますが、本年5月、当社の中国子会社である東麗国際貿易(中国)有限公司(所在地:上海市)の現地採用従業員(本年10月に懲戒解雇)が、当社と顧客との取引の間に介入することで不当に私利を得ているとの内部通報を同社が受けました。
  2. 社内調査を進めた結果、一部の取引において商品を不正に流出させた懸念が高まったので経済産業省に対して本事案を自主的に報告するとともに、更なる調査を進め、流出の事実を確認しました。
  3. 本事案につき、経済産業省から再発防止策の策定を求められ、本日、再発防止策を提出し、受理されました。

 当社は、今般の警告を厳粛に受け止め、今後の再発防止に向けて、厳正な輸出管理とコンプライアンスの徹底に取り組むとともに、皆様からの信頼回復に全力を尽くして参ります。

以 上