INTERVIEW

通関士とアパレル業界の経験を活かし、 貿易コンプライアンス体制整備に向き合う。
アパレル事業管理室アパレル物流課
国際貿易学科卒/ファッションデザイン学科卒
2017年度入社 CAREER 2004年 通関業者(通関士)
2008年 アパレルODM会社

東レインターナショナルに入社を決めた理由を教えてください。

通関士の資格を活かし、卒業後は通関業界で社会人としてのキャリアをスタートしました。一方で、高校生の頃から憧れていた服飾関連の仕事を諦めきれず、その後アパレルODM会社に就職し、デザイナーとして第二のスタートを切りました。ところが勤務先企業の多角化方針から業務内容が大きく変化してしまったため、通関士の知識と経験を活かしつつ、アパレルにも関われる仕事を探していたところ、当社と出合いました。

アパレル物流課の役割と、担当する仕事内容について教えてください。

アパレル物流課はアパレル部門に特化した物流関連業務のための部署で、主に、貿易コンプライアンス体制整備、税関事後調査対応、貿易物流業務フローの設計、物流費の管理などを行っています。なぜアパレル部門の物流だけが独立しているかというと関税評価が複雑だからです。通常、関税は輸入総額に対してかけられますが、アパレルの場合は素材を海外の工場に提供することも多く、その場合関税がかけられるべきは加工費のみとなります。その評価と実務が難解なことからアパレルに特化する部門が設置されました。

貿易コンプライアンス体制業務についても深く携わっているそうですね。

貿易コンプライアンス体制の整備には、もっとも多くの時間を割いていると思いますね。これはアパレル部門全体で推進しているプロジェクトで、私はプロジェクト始動時から運営事務局を担当させていただいています。まずは、アパレル部門メンバー全員を対象にアンケートを取って貿易コンプライアンスへの意識を調査するとともに、貿易実務に関わる課題を抽出。その上でアパレル貿易の実務に特化したセミナーを開催するなど、貿易コンプライアンス向上に向けたさまざまな施策を立案、実行しています。

これまでのキャリアはどのように活かされていますか?

貿易コンプライアンスの体制整備では“法律文面”を“実務”に落とし込むための咀嚼作業が伴います。業務フローを考えるときに、営業部署や通関業者の立場を意識することをモットーにしておりますが、通関業で得た関税関係法令の知識やアパレル業界で得た実務経験が役立っていると思います。

ご自身が感じる東レインターナショナルの魅力を教えてください。

社員の多様性ですね。東レグループのメーカー商社として、多種多様な先端素材をグローバルに展開し、海外子会社も多いため一緒に働くメンバーも実に多彩です。そのため、個々の働き方や価値観を互いに認め合う社風が定着しており、とても居心地のよい職場だと感じています。

働き方や勤務地についてもよい環境だと感じている社員が多いとか。

駅近という立地や、日本橋という魅力的な周辺環境など、数え上げればキリがありませんが、私が感じる当社の最大の魅力は“人の好さ”です。これまで接したメンバーは個性こそさまざまですが、気持ちの良い人ばかりで、上司も相談しやすい方たちばかり。入社以来、旅行したり、バンドに加わったりと一緒に趣味を興じてくれる大切な仲間が増えました。

AFTER WORK

コロナ禍が明けて、海外出張や旅行に行ける日を楽しみにしています。